【KINS】初の独自原料 ポストバイオティクス発酵液「Bellp(べルプ)」誕生

【KINS】初の独自原料 ポストバイオティクス発酵液「Bellp(べルプ)」誕生

総合的な菌ケア*サービスを展開する株式会社KINS(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:下川穣、以下 KINS)は、
この度初の独自原料ポストバイオティクス発酵液「Bellp(べルプ)」を発表します。
*健康と美しさの維持のために菌と生きるライフスタイルのこと

皮膚常在菌アプローチによるスマートな美肌ケア

腸、口内、そして皮膚…人体の表面(粘膜や皮膚)には1,000兆個、何100種類もの菌が存在しています。それらの菌ひとつひとつが、自分たちの生きる場所である人体の状態に大きな影響を与えます。まさに、人間は菌と共に生きているのです。常在菌をコントロールすることは、すこやかさや美しさを保つために非常に重要です。KINSは「菌ケアを当たり前の世の中にする」をミッションとし、人体に備わる菌と、自然界の菌たちの力に着目した商品を開発しています。

商品をお客様に届けるコミュニケーションを通じて私たちKINSが目指していることのひとつに、独自原料の開発があります。菌ケア商品と仕組みを整備し、常在菌のデータを収集・蓄積。そのデータをもとに自社ラボやシンガポールの自社クリニック、さらに外部研究機関とともに研究を重ね、常在菌にとって有益な独自原料を開発。それを商品に配合し、お客様へと還元します。2018年12月に創業し、5年以上の研究成果として、KINSはこの夏、独自のポストバイオティクス原料「Bellp(ベルプ)」を発表します。

菌ケアを当たり前の世の中に
KINSのミッションを叶えるビジネスモデル

KINSは商品の販売において、お客様と直接繋がることができるDtoCという手法を選択。お客様の常在菌を取得し、菌バンクとしてデータを蓄積。それをベースに研究を重ね、有益な独自原料を開発、商品に配合する形でお客様へと還元します。

KINS初の独自原料。ポストバイオティクス発酵液「Bellp(べルプ)」

常在菌のケアには現在、3つのアプローチがあるとされています。ひとつは「プロバイオティクス」。適正な量を取り入れたときに有用な効果をもたらす、生きた微生物のことです。もうひとつは「プレバイオティクス」。有益な常在菌の成長や活動を促す、いわゆる菌のエサになる物質です。そして最後が、2021年に始まった「ポストバイオティクス」。常在菌は、食事でとった栄養や、肌表面の皮脂や汗を代謝し、体に有益な物質を生み出しています。しかし、菌のバランスが悪いとそれらの物質は生み出されにくくなります。そこで体外から取り入れるべく、菌の代謝物を作り出したものが、ポストバイオティクスです。 常在菌のバランスや状態は人によって異なり、人為的に変えることは大変困難であるため、代謝物を直接取り入れる方法は今注目を浴びています。

KINS初の独自原料「Bellp(べルプ)」は、このポストバイオティックスにあたるものです。菌バンクをもち、皮膚常在菌や腸内細菌の研究を行う九州の研究機関「バイオジェノミクス」の協力を仰ぎ、ヒト由来の菌を含む24種の菌の共棲発酵で作り上げた代謝物。乳酸やアミノ酸、ビタミン、ポリフェノール、 ポリアミン、短鎖脂肪酸といった、健康にも美肌にも有用な468種の物質を含んでいます。

24種の菌が共棲発酵により生み出す、468種もの代謝物

KINSではバイオジェノミクスの全面的な協力により、ヒト由来のビフィズス菌5種と乳酸菌19種を選び抜き、大豆を丸ごと使用した豆乳様培地で共棲発酵させました。複数の菌を使って発酵させる〝共棲発酵〟は、腸内や皮膚の常在菌環境と似ています。すべての菌に、できるだけ長時間生きたまま培地の栄養素を食べさせ、よりたくさんの種類の代謝産物を作らせることが重要です。それぞれの菌が互いのポテンシャルを高め合うようにコントロールしながら、長時間有益な発酵を続けさせるためには、高い技術と深い知識を必要とします。

完成した発酵代謝物は、健康にも美肌にも有用な468種の物質を含んでいます。 バイオジェノミクスでは産官学連携の研究を行っており、豊富なエビデンスも取得済みです。今回は、Bellp(べルプ)の美肌作用に焦点をあててご紹介します。

「Bellp(ベルプ)」が肌のエイジングケアに有効である理由

ヒトの皮膚表面には約20種類の皮膚常在菌が住んでいると考えられており、その中でも肌にとって良い働きをする ものが一般的に〝美肌菌〟と呼ばれています。美肌菌の一種である表皮ブドウ球菌は、皮脂や汗をエサとして分解し、肌のうるおいとなるグリセリン、肌を弱酸性に保つ脂肪酸、角層の自然な代謝を促し保湿因子としても働く乳酸、その他ペプチドなどを生み出します。

しかし、加齢によって皮膚常在菌のバランスは変化することが指摘されており、また、皮脂や汗の分泌量も変化します。うるおいの素が減るだけでなく、乳酸の量も減少し、ターンオーバーを遅らせる一因となります。ポストバイオティックス発酵液である「Bellp(べルプ)」は、加齢により不足しがちな乳酸を含み、アミノ酸やビタミン類との相乗効果で、肌のターンオーバーを整えます。 さらに、ペプチドやポリアミン、ポリフェノールなど、注目のエイジングケア成分を含んでいます。代謝を整え、美しさに欠かせない成分をチャージする、唯一無二の発酵カクテルエイジング成分であるといえるのです。

「Bellp(ベルプ)」の高いエイジングケア効果

エイジングを加速させるマイナス要素と戦う作用

「Bellp(べルプ)」に含まれるビタミンやポリフェノールは、高い抗酸化作用 をもっています。DPPHラジカル消去という抗酸化力の高さを調べる試験を実施したところ、「Bellp(べルプ)」3%の溶液において17.3%、5%の溶液で31.6%、10%の溶液では45.6%のDPPHラジカル消去率が確認できました。

肌のハリ・弾力の低下には、真皮の線維芽細胞が生み出すエラスチンを分解する酵素・エラスターゼの活性が関与しています。「Bellp(べルプ)」のエラスターゼ阻害活性率を調べたところ、「Bellp(べルプ)」3%の溶液において87%、5%の溶液で98.3%、10%の溶液では100%のエラスターゼ活性阻害作用が確認できました。

バリア機能改善作用

NMFの元となるフィラグリンの産生、水分保持に関わる表皮ヒアルロン酸の産生、表皮細胞の外壁であり細胞間脂質の足場となるCEの形成と成熟。「Bellp(べルプ)」は、これらに関わる遺伝子の発現をそれぞれ高めます。また、セラミドの代謝を促す遺伝子の発現を抑制します。

真皮の改善作用

真皮線維芽細胞に「Bellp(べルプ)」を添加して培養する試験で、「Bellp(べルプ)」1%でもコラーゲン産生が約1.5倍になるという高い作用が確認できました。

真皮線維芽細胞に「Bellp(べルプ)」を添加して培養する試験で、「Bellp(べルプ)」1%でもヒアルロン酸産生が約2倍になるという高い作用が確認できました。

体のすこやかさを保つのはもちろん、スキンケアにおいて新視点でのエイジングケア効果が期待されるKINS独自のポストバイオティクス発酵液「Bellp(ベルプ)」は、今後KINSのさまざまな製品に配合していく予定です。今後の展開にぜひご期待ください。