株式会社KINS、シリーズCファーストクローズで資金調達を実施
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株式会社KINS、シリーズCファーストクローズで資金調達を実施

株式会社KINS(本社 : 東京都江東区、代表取締役社長 : 下川穣、以下 「KINS」)は、シリーズCのファーストクローズで株式会社タウンズ(本社:静岡県伊豆の国市、代表取締役社長:野中雅貴、以下「タウンズ社」)より資金調達を実施したこと、合わせてタウンズ社とマイクロバイオームに着目した新たな診断技術や予防プロダクトの開発等を目的とした業務提携に関する基本合意書を締結したことをお知らせいたします。

提携の背景

マイクロバイオーム市場について

マイクロバイオームとは、腸内・皮膚・口腔内等のヒト身体の様々な部位に共生する微生物 (細菌・真菌・ウイルスなど)の総体を指します。 近年、マイクロバイオームが糖尿病、がん、認知症、不妊、歯周病、炎症性腸疾患、アトピー性皮膚炎等の様々な疾患や症状に関係していることが判明してきています。腸内マイクロバイオームが皮膚疾患に影響を及ぼす腸皮膚相関、口腔内環境が腸内マイクロバイオームの状態に影響を及ぼす口腸相関、腸内マイクロバイオームが自閉症や認知症などの疾患に影響を及ぼす腸脳相関など、全身のマイクロバイオームと疾患が複雑に関係しあっている点に特徴があり、ヒトのみならず動物においてもマイクロバイオームが健康に及ぼす影響が明らかになってきています。

具体的なソリューションとしては、様々な疾患を対象にした医薬品に加えて、善玉菌そのものを摂取するプロバイオティクス・善玉菌の増殖および働きを助けるエサであるプレバイオティクス・微生物が産生する有用な代謝物であるポストバイオティクスや、健康な人の便に含まれている微生物(腸内細菌)を病気の患者に移植し腸内細菌のバランスを整える糞便移植(FMT)など、様々な形でマイクロバイ オームを標的とした介入方法の社会実装が進んできています。

KINSの事業内容と競争優位性について

KINSは、コンシューマーヘルスケア事業およびクリニック事業で早期に売上を獲得しながら、マイクロバイオームに関するシーズを探索する独自のビジネスモデルを有するヘルスケアスタートアップです。コンシューマーヘルスケア事業では検査キットと複数タイプのサプリメントを組み合わせたサービスである「KINS BOX」「KINS WITH BOX ORIGINAL」を提供しております。

さらに自社ラボにて実施するロイヤルユーザーイベントを通じてユーザーの皆様から得られる菌バンキングを構築、自社で経営するクリニック事業においてはヒトの皮膚疾患や動物の歯周病等の特定の疾患に紐づいた菌データを取得し、両者で取れる菌の差分から疾患と相関のある菌の特定を目指しています。自社クリニックは臨床研究の場としても活用し、加えて研究により生み出された先端的なソリューションをいち早く提供する場としても位置づけられています。自社内でコンシューマーヘルスケア事業・クリニック事業・研究開発事業を垂直統合することで、イノベーションを次々と生み出す体制を構築しています。

提携の狙い

感染症POCTをリードするタウンズ社は、慢性疾患領域において、予防・スクリーニング段階の検査の実装により早期介入へ繋げることを今後の目標の一つとしています。

KINSとタウンズ社が提携することで、KINSの既存サービスと合わせて提供する腸内フローラ検査サービスの開発や、婦人科および歯科、将来的にはより幅広い慢性疾患領域に向けたマイクロバイオームに着目した検査及び介入ソリューションの開発を目指していきます。

両社長からのコメント

タウンズ社 代表取締役 野中 雅貴からのコメント

この度のKINSとの資本業務提携の成立を大変うれしく思っております。当社がかねてより進めている慢性疾患領域への進出に向けて、本提携は大きな一歩となります。KINSの有するマイクロバイオームに関する豊富な知見と、当社の検査技術を融合することで、これまでにない新たな検査・介入サービスの実装、さらには新たなPOCTの開発を目指して共に進んでまいります。

KINS 代表取締役 下川 穣からのコメント

将来的にそれぞれの人のマイクロバイオームを含む様々な情報に対応した階層化や個別化と適切な介入を試みるためには、検査及び介入の両方を複合的に研究開発することが必要になると考えており、検査に強みを持つパートナー企業を常に求めておりました。KINSで経営するクリニックの実経験においても迅速診断キットのニーズは大きいと感じています。今後はKINSの既存サ ービスと検査のかけ合わせや、ヒト及び動物を対象に様々な新規性のある検査及び介入サービスの開発にともに取り組ませていただくことを楽しみにしています。

業務提携の内容

タウンズ社の有する検査に関する技術と、KINSの予防プロダクトの開発およびクリニックの運営経験を組み合わせて、以下の領域における具体的な検査及び予防プロダクト・サービスの開発について今後両社にて協議を進めてまいります。

(短期での取り組み)

  • KINSの既存サービスと合わせて提供する腸内フローラ検査サービスの開発
  • KINSの動物病院で取得できる検体・データを活用した犬用の歯周病検査プロダクトの開発

(中期での取り組み)

  • 婦人科および歯科におけるマイクロバイオームに着目した検査及び介入ソリューションの共同開発 
  • コンパニオンアニマル向けの腸内フローラ検査サービスの開発

(長期での取り組み)

  • 糖尿病、がん、認知症等の疾患に関する検査及び予防プロダクトの開発

KINSについて

KINSは、1,000兆個と言われる全身の菌(常在菌)をケアすることを提案し、研究、開発、販売までを一気通貫して行う、マイクロバイオームに特化したヘルスケア企業です。累計10万人超のユーザーを抱え、皮膚・腸内・口腔内などマイクロバイオームがかかわる部位を対象としてプロダクトを展開するコンシューマープロダクト事業、日本にて2院の動物病院・シンガポールにて1院のヒト向けクリニックを展開するクリニック事業、約20,000検体を超えるヒト皮膚常在菌を郵送で回収し解析する独自の菌バンクプラットフォームを活用した自社ラボでの研究をかけ合わせる独自のビジネスモデルを通じて、疾患・症状への効果が期待される複数の独自菌獲得に成功しています。直近では、これらの独自菌を活用したプロダクトの開発や、菌自体の原料としての販売準備を進めています。KINSはこれからも、菌をケアすることが当たり前である世の中の実現を目指します。

【KINS】ヒト向け事業
■独自菌原料及び創薬シーズの研究開発
■クリニック運営
■サプリメント・化粧品の開発・販売

【KINS WITH】犬猫向け事業
■ 動物病院運営
■ サプリメント・デンタル商品の開発・販売