掲載日 | 2023.04.09
更新日 | 2023.04.09

【イラストでわかる!】腸内細菌の種類と働き

掲載日 | 2023.04.09
更新日 | 2023.04.09
あるあるだと思っていた体の不調、 実は菌のバランスが崩れているサインかもしれません。

身体に棲む常在菌のバランスが崩れていると、 体のあらゆる場所に影響が出てきます。 この菌のバランスを整えるには、 食事やスキンケア、日々の生活習慣から 菌を意識して行動することが重要なのです。

私たちと共に生きる菌たちの働きを、紐解いていきましょう。

菌たちが関わっている私たちの健康

わたしたちの体には、約1000兆個もの菌が棲んでいます。腸も、皮膚も、口も。頭皮や、膣までも。 そして実は、健康も、美容も、身体中の様々なことを 菌が司っています。

菌はわたしたちの健康や美にとって大事な働きをしてくれる。
菌を味方にすれば体は応えてくれる。
それでは今ご自分は、菌のチカラを最大限に活かせているでしょうか?

気になる箇所、いくつチェック項目が当てはまりますか?

これらのお悩みは、実は常在菌、特にお腹に棲む腸内細菌が関係していることも多いのです。
まずはもっとも重要なパーツの一つ、腸内環境について紐解いていきましょう。

腸の菌バランスが健康や美容に関わる理由

腸内細菌は私たちにとってプラスのはたらきをしてくれる善玉菌がいれば、マイナスのはたらきをしてしまう悪玉菌も。

善玉菌は消化吸収を助けることで腸内の状態を良好に導いたり、身体に有益な物質を作り出し病気への抵抗力を高めることが期待できる、私たちの味方です。逆に悪玉菌は有害な物質を生成し、腸内の状態を悪化させてしまう厄介なもの

そして、日和見菌は基本的にどちらにも属してはいません。日和見菌は、その時の腸内環境で優勢な菌に同調する少し八方美人な存在です。善玉菌が優勢であれば善玉菌に、悪玉菌が優勢であれば悪玉菌になるのです。

腸は全身の様々な働きに関わっていますから、バランスが乱れ腸内の悪玉菌が多くなると、お腹の不調から肌荒れまで色々なトラブルの原因になり得ます。

つまり、悪玉菌の数を減らし、善玉菌を増やすことがとても重要。美しく健康にすごすための第一歩として、善玉菌を優勢に保ち、日和見菌を善玉菌の味方にすることがとても大切なのです。

どんなことで腸内フローラの菌バランスはゆらぐの

生活の中のちょっとした行動が、 菌のバランスを崩しているかもしれません。

忙しい毎日の中で忘れてしまっている、ちょっとしたこと。
自分では気にしていないことも、実は腸内環境、菌にとって大きく影響している可能性があるのです。

血液に乗って、身体中を巡る悪玉菌

さらに、悪玉菌が作り出した毒素が血液を巡って、からだ中が不調になっていくことも考えられます。

これは特に小麦製品や加工食品の日常的な摂取により、腸のバリア機能が 弱まっている際に起こる可能性が。
そうなると、食べ物の細かい成分、 菌、悪玉菌が作り出した毒素が血管に漏れ出してしまうことになるのです。

本来取り込んではいけないものも取り込んでしまうことで、からだのあちこちに不調が出てくるのですね。このような状態を防ぐにはどうしたら良いのでしょうか?

腸内環境を整える簡単な3つの方法はこちら▼

健康の小さなヒントは「菌とともに生きること

「では、悪玉菌をすべて無くしてしまえばいい!」と考えるかもしれません。

しかし、私たちの体は絶妙なバランスで保たれているのです。悪玉菌だけを全て消し去ることは不可能です。

できる限り悪玉菌を増やさず、善玉菌を増やす食事を心がける善玉菌の餌となる成分を取り入れるなど、日常のちょっとした菌に優しい習慣が、最終的には理想の健康と美しさへ導いてくれるのです。

菌と共に生きることで、心身を健康に保つ。そのヒントをKINS LABではお伝えしています。
気になった方はぜひ他の記事も読んでみてくださいね。

記事の監修

株式会社KINS代表、菌ケア専門家
下川 穣

岡山大学歯学部を卒業後、都内医療法人の理事長(任期4年3ヶ月)を務める。クリニック経営を任されながらも、2,500名以上の慢性疾患に対する根本治療を目指した生活習慣改善指導などを行う。
医療法人時代の日本最先端の研究者チームとのマイクロバイオーム研究や、菌を取り入れることによって体質改善した原体験をきっかけに菌による根本治療の可能性を感じ、2018年12月に株式会社KINSを創立。2023年8月にシンガポールにて尋常性ざ瘡(ニキビ)に特化したクリニックを開院。

INSTAGRAM : @yutaka411985 ,  @yourkins_official
X : @yutaka_shimo

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