掲載日 | 2023.09.08
更新日 | 2023.09.08

なぜKINSは肌の菌を大事にするのか

掲載日 | 2023.09.08
更新日 | 2023.09.08

 

 

肌と菌の関係

ニキビやカサつき、肌荒れがあると1日のテンションがなかなか上がらない、なんてこと女性ならよくあるんじゃないでしょうか。お肌の状態はその日の気分を大きく左右します。

 

毎日キレイな肌で、楽しく美しく過ごしたいですよね。とは言え、肌は紫外線や外気など様々な外的要因にさらされているため、スキンケアを怠るとすぐに肌荒れを起こしてしまいます。

 

夏の紫外線や冬の乾燥に負けない強く美しい肌を作るための秘訣は「菌」にありました。肌に住む菌の状態によって肌のバリア機能が高まったり、逆に肌荒れが起きたりしていたのです。

 

今回は、あなたの肌にも暮らしている菌についてのお話です。

 

 

肌にも菌がたくさん

私たちのカラダには約1000兆個の菌が住んでいます。

最近は「腸内フローラ」という言葉が広く知られるようになり、腸内に住む細菌が私たちの健康状態に影響を与えることが注目され始めてきました。腸内フローラを整えようという動きは「腸活」なんて呼ばれていることもあります。

 

実は、菌が住んでいるのは腸だけではないのです。

口の中や膣などカラダ中のいたるところに菌は存在しています。そして、肌にももちろんたくさんの菌たちが暮らしています。

 

肌に住む細菌は約1兆個。

腸ほどではないにしても、非常に多くの菌たちが住んでいるのです。そして、近年の研究によって肌に住む細菌の状態が肌のコンディションに大きな影響を与えてくることが明らかになってきました。

 

「私は乾燥肌ですぐ冬になるとすぐカサカサになっちゃう…」といった悩みを抱えている人はいませんか? その原因も、もしかしたらあなたの肌の菌が原因かもしれません。

 

肌に住む菌たちは腸内と同様に、「肌フローラ」と呼ばれています。

肌フローラが整っていればみずみずしくハリのある肌になるのですが、逆に肌フローラが乱れてしまうと、吹き出物ができたり肌が乾燥したりするのです。後半で詳しく解説しますが、例として「お肌の乾燥」は「皮脂を分解して潤い成分を出してくれる菌」の数が少ない場合に現れます。

 

 

 

肌にはどんな菌が住んでいるの?

私たちの肌には数十種の菌が生息していると言われています。

その中でも、特に私たちの肌に影響を与える菌を3種類ピックアップして紹介したいと思います。

 

表皮ブドウ球菌

美肌へのカギを握っているのが表皮ブドウ球菌、通称「美肌菌」です。表皮ブドウ球菌は皮膚上の皮脂を餌として「グリセリン」と「脂肪酸」を作り出しています。

 

表皮ブドウ球菌の作り出すグリセリンには肌に潤いを与えてくれる効果があります。グリセリンは皮膚表面上に膜を形成することで肌をコーティングし、肌から水分が蒸発することを防ぎます。よって潤いが増したり、肌のバリア機能が向上したりといった効果が発揮されるのです。

 

そして、表皮ブドウ球菌のもう一つの代謝物である脂肪酸には、肌を弱酸性に保つはたらきがあります。肌に住む悪玉菌は基本的にアルカリ性の環境を好むため、悪玉菌が繁殖しにくい環境を作り出します。

 

このように表皮ブドウ球菌は、私たちの肌を強く美しい肌へと導いてくれることから美肌菌と呼ばれているのです。

 

 

アクネ菌

アクネ菌と聞くと、ニキビの原因となる菌というイメージを持つ人も少なくないのではないでしょうか。若い頃にニキビに悩んだ人にとっては、二度と顔を合わせたくない菌かもしれません。

 

確かに、アクネ菌はニキビのもとで大量に繁殖していることからニキビの原因となっている菌とされています。

 

しかし、それは思春期の話。

アクネ菌はもともと誰の肌にも住んでいる菌のひとつであり、肌の保湿に不可欠な菌のひとつなのです。このアクネ菌、年齢を重ねるにつれどんどん減少していってしまうのです。

 

アクネ菌の数が不足すると肌に十分な潤いがなくなり、カサカサと乾燥した肌になってしまいます。昔はそんなことはなかったのに、ここ数年になって肌の乾燥が気になるようになったという人はアクネ菌の減少が原因かもしれません。

 

30代くらいになると、ほとんどの人の肌でアクネ菌が足りていないため、肌が乾燥しやすくなっています。そのため、基本的にアクネ菌の数は多いに越したことがないと思っていただいて構いません。

 

コリネバクテリウム

コリネバクテリウムもアクネ菌などと同様にヒトの肌に住む一般的な菌のひとつです。しかし、増えすぎることによって肌荒れを引き起こす原因となってしまいます。いわゆる悪玉菌と呼ばれる菌の一種なのです。

 

コリネバクテリウムの作り出す物質には毒素が含まれています。その毒素が作用することで、私たちの肌に炎症を引き起こしてしまうのです。また、コリネバクテリウムは頭皮で増加することによって、薄毛や白髪、頭皮のニオイの原因にもなると言われています。そのため上2つの菌とは異なり、コリネバクテリウムはあまり歓迎できない存在なのです。

 

 

 

スキンケアもKINSにお任せ

「肌にどんな菌がいてどのような働きをしているのかはわかったけど、いつものスキンケアからどう変えればいいの?」

「私の肌に住む菌の状態を知りたい。」

「美肌菌の数を増やしたい。」

 

ここまで読んでいただいた方の多くはこう思うのではないでしょうか。

 

KINSの提供する検査キットを使えば、ここまで紹介してきた「表皮ブドウ球菌」「アクネ菌」「コリネバクテリウム」があなたの肌にどれくらい住んでいるのかを調べることができます。加えて、肌に住む全体の菌数も調べることができるのであなたが豊かな肌フローラを持っているかどうかを明らかにすることができます。

 

肌の状態は一人ひとり異なります。

そのため、それぞれが自分の肌の状況に合わせて、異なったスキンケアをする必要があるのです。KINSは肌フローラの検査をもとにあなたの肌が今どのような状況なのかを分析し、一人ひとりに本当に必要なスキンケア方法をご提案いたします。

 

また、ご提案するスキンケアに加えて、KINSには「FACE MASK」「BOOSTER」「SERUM」と多彩なラインナップが揃っています。洗顔後のスキンケアを全てKINSで揃えることだってできてしまいます。

 

ただ、必要なのはあなたのお肌の菌にとって必要なアイテムを選ぶこと。 

KINSは肌に住む「菌」に注目し、あなただけのスキンケアをご案内いたします。

記事の監修

株式会社KINS代表、菌ケア専門家
下川 穣

岡山大学歯学部を卒業後、都内医療法人の理事長(任期4年3ヶ月)を務める。クリニック経営を任されながらも、2,500名以上の慢性疾患に対する根本治療を目指した生活習慣改善指導などを行う。
医療法人時代の日本最先端の研究者チームとのマイクロバイオーム研究や、菌を取り入れることによって体質改善した原体験をきっかけに菌による根本治療の可能性を感じ、2018年12月に株式会社KINSを創立。2023年8月にシンガポールにて尋常性ざ瘡(ニキビ)に特化したクリニックを開院。

INSTAGRAM : @yutaka411985 ,  @yourkins_official
X : @yutaka_shimo

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