【プロ監修】すぐできる簡単ローチョコレート&カカオティーの作り方
カカオが善玉菌を増やすといった研究報告もあったりと、腸活の観点からも見逃せないローチョコレート。(※1)
今回は、まだ市販品の少ないローチョコレートを自宅で簡単に作れるレシピをご紹介。
滋賀県でローチョコレートショップ”Hareto-Keto”を営む、オーナーの吉田理恵さんの工房で教えていただきました。
ざっくり簡単!クイックローチョコレートガナッシュ
2週間の作り置きが可能、とっても簡単でざっくり分量でも十分美味しい!満足感たっぷりのクイックローチョコレートのレシピです。
自分なりにアレンジして楽しむことができます。
材料
・ローカカオパウダー(約100g)
・エディブルフラワー(お好み)
・クランチ用ドラフルーツ (カカオニブ、ゴジベリー、ココナツファイン、レーズン、アーモンドなどお好みの量で)
・メープルシロップ、ナッツバター、タヒニなどお好みの天然甘味料(約50g)
(甘味料は粉末状より液状、ペーストのものが滑らかに混ざります。常温に戻しておきます。)
用意するもの
・泡立て器(なければフォークでもOK)
・平べったいシリコンタッパー(なければ陶器やガラスでも良いですが、クッキングペーパーを敷きます)
作り方
1️.カカオバターを溶かす
大きいボウルにお湯を入れ、カカオバターを小さな器に入れて湯煎にかけて溶かします。
カカオバターは黄金色に溶けていきます。お湯の温度は熱湯ではなく、5〜60度くらい。 直接触れる素材が48度にならない程度の温度が目安です。※水が入らないように注意
(秋冬は少し温度が下がりやすいので固まってしまったら再度お湯を温めたものに)
2.カカオパウダーを入れる
少しずつ混ぜていきます。一気にカカオパウダーを入れるとカカオバターが冷えすぎてしまうため、混ざりにくくなります。
3️.天然甘味料を入れる
ナッツバター、アーモンド、タヒニなどお好みの天然甘味料を入れていきます。
少しずつ味見をし、お好みの味に整えていきます。ほんの少しお塩を入れることで甘みが引き立つこともあります。慣れてきたら、シナモンやペッパーなどを入れてスパイスローチョコレートをお楽しみいただくのもおすすめです。
4️. クランチ用ドライフルーツを入れる
カカオニブ、ゴジベリー、ココナツファイン、レーズン、アーモンドなど、味や栄養バランスを考え、お好きなものを入れます。歯応えを楽しめるよう、アーモンドなどの大粒ものは刻んで入れても良いです。
全てが混ざったら容器に移します。
(シリコンタッパーの場合は冷えたチョコレートの型抜きが可能ですが、陶器やガラスなどの場合は内側にクッキングペーパーを敷いてください)
5.エディブルフラワーを飾り付ける
よく洗って、しっかり水気を取ります。チョコレートの表面にエディブルフラワーを手際良く飾りつけます。
6. 冷やし固める
冷蔵庫で冷やし、1時間以上たつとしっかり固まります。
小分けの常備スイーツとしてストックしても良いですし、華やかなエディブルフラワーがのったものはパーティなどで一緒に切り分けても楽しめます。
お好きなサイズに切り分けて、召し上がれ!
ざっくり切り分けても、トッピングが華やかで可愛らしいローチョコレートです。
あったかカカオティー
ロースイーツ専門店、ハレトケトではカカオ豆を粉砕して淹れるカカオティーも。
今回は、一般の方でも気軽に楽しめる簡単カカオティーの作り方もご紹介します。
材料
・お湯 300cc程度
用意するもの
・茶こし
淹れ方
カカオニブまたはカカオ豆をミルで粉砕したものに、お湯を注いで4分程度抽出します。紅茶に近い色味です。
粉砕したカカオニブ(または豆)を、お茶っ葉のように使用するイメージです。
カカオニブであれば、最近は生のものがネットなどでも手軽に買えるようになっていますよ。
ローカカオの魅力を日々に取り入れて
今回は腸活、菌ケアの観点からもオススメな「ローチョコレート」と、同様にカカオで作る「カカオティー」のレシピをご紹介しました。
レシピを提供いただいたHareto-Keto吉田さんのインタビュー、ロースイーツとは?を詳しく知りたい方はこちらへ▼
栄養満点で心にも身体にも嬉しいローチョコレート、暮らしに取り入れてもっと楽しく菌ケアしていきましょう。
参考文献:
※1 Tatsuya KAMIWAKI*, Daigo SUGITA*, Masanori ITO*, SUSUMU SHIMURA* and Takeo MIZUTANI** Effects of Extract and Fiber Derived from Cacao Bean’s Husk on Human Intestinal Microflora
記事の監修
岡山大学歯学部を卒業後、都内医療法人の理事長(任期4年3ヶ月)を務める。クリニック経営を任されながらも、2,500名以上の慢性疾患に対する根本治療を目指した生活習慣改善指導などを行う。
医療法人時代の日本最先端の研究者チームとのマイクロバイオーム研究や、菌を取り入れることによって体質改善した原体験をきっかけに菌による根本治療の可能性を感じ、2018年12月に株式会社KINSを創立。2023年8月にシンガポールにて尋常性ざ瘡(ニキビ)に特化したクリニックを開院。
INSTAGRAM : @yutaka411985 , @yourkins_official
X : @yutaka_shimo