掲載日 | 2024.07.23
更新日 | 2024.07.23

40代~50代は角質ケアがポイント!
クレンジング選びや美肌習慣をご紹介

掲載日 | 2024.07.23
更新日 | 2024.07.23
40代、50代になると、肌は徐々に変化し始めます。皮脂分泌量の減少やターンオーバーの遅れにより、乾燥やくすみ、小じわなどが目立ちやすくなります。また、紫外線や生活習慣の影響でシミやたるみも気になり始めます。

この年代の肌にとって、適切なクレンジングは非常に重要です。肌に優しい成分で、しっかりとメイクや汚れを落としつつ、必要な潤いを保つことが求められます。

この記事では、40代、50代の肌の特徴や起きやすい肌トラブルを詳しく解説し、おすすめのクレンジング選びのポイントをご紹介します。美しい肌を保つために、ぜひ参考にしてください。

40~50代のお肌の特徴

40~50代のお肌の特徴

40代、50代のお肌は、20代や30代と比べてさまざまな変化が現れます。これらの変化は自然な老化プロセスの一部であり、それに伴うスキンケアの重要性が増します。

30代と比べて20%角質層が厚く

50代になると、お肌の角質層は30代と比べて約20%厚くなります。(※1)

この角質層の厚みの増加は、主に肌のターンオーバーの遅れによるものです。

ターンオーバーとは、肌が新陳代謝を行い新しい細胞を生成し、古い細胞を剥がすプロセスですが、年齢とともにこのサイクルが遅くなります。30代の頃は約28日周期だったターンオーバーが、50代になると40日以上かかることもあります。この遅れにより、古い角質が肌表面に長く留まりやすくなります。

30代と比べて20%角質層が厚く

古い角質が溜まると、肌の表面はくすみやすく、見た目が暗く疲れた印象になります。また、角質層が厚くなることで、肌のごわつきやざらつきを感じやすくなります。
さらに、厚くなった角質層はスキンケア製品の浸透を妨げるため、化粧水や美容液の効果を十分に感じにくくなります。このため、適切な角質ケアが必要です。

角質ケアと並行して保湿ケアも欠かせません。角質層が厚くなると同時に、肌のバリア機能も低下しやすくなるため、保湿成分を含んだスキンケア製品を使用して、肌の水分をしっかりと保つことが重要です。ヒアルロン酸やセラミドなどの保湿成分が含まれた製品は、角質層に水分を補給し、柔軟で健康な肌を維持するのに役立ちます。

エストロゲンの減少で乾燥しやすく

エストロゲンの減少で乾燥しやすく

40代、50代になると、エストロゲンという女性ホルモンの分泌量が減少します。エストロゲンは肌の健康を保つために重要な役割を果たしており、皮膚の厚みや弾力性、水分保持能力を維持するのに必要です。しかし、加齢とともにエストロゲンの分泌が減少すると、肌に様々な影響が現れます。その中でも特に顕著なのが乾燥です。

エストロゲンの減少は、肌の水分保持機能を低下させます。肌の表皮にはセラミドやヒアルロン酸といった保湿成分が存在し、これらが水分を保持することで肌をしっとりと保ちます。しかし、エストロゲンが減少することで、これらの保湿成分の生成が減り、結果的に肌が乾燥しやすくなります。また、皮脂の分泌量も減少するため、肌のバリア機能が弱まり、外部刺激に対して敏感になりがちです。

乾燥した肌は、かゆみや赤みを引き起こしやすくなるだけでなく、小じわやたるみの原因にもなります。乾燥によって肌の柔軟性が失われ、弾力を保つためのコラーゲンやエラスチンが劣化しやすくなるためです。こうした変化に対応するためには、日々のスキンケアでしっかりとケアを行うことが不可欠です。

40~50代の方に多い肌トラブル

40代、50代になると、肌の老化が進むにつれてさまざまな肌トラブルが現れやすくなります。これらのトラブルは、加齢に伴うホルモンバランスの変化や生活習慣の影響など、多くの要因が関係しています。

ここでは、特にこの年代の方に多く見られる肌トラブルについて詳しく説明し、それぞれの対策方法もご紹介します。

シミ・くすみ

シミ・くすみ

40代、50代になると、シミやくすみが目立ちやすくなります。これは、肌のターンオーバーが遅れることが大きな原因です。

ターンオーバーが遅れると、古い角質が肌表面に長く留まり、メラニン色素が蓄積されやすくなります。これにより、シミが形成され、時間が経つにつれて色が濃くなっていきます。

また、古い角質が溜まることで、肌の表面がくすんで見え、全体的に暗い印象を与えます。さらに、紫外線の影響を受けやすくなるため、日焼け止め対策を怠るとシミやくすみがさらに悪化することもあります。

ホルモンバランスの乱れも、シミやくすみの原因となります。特に、更年期に入るとエストロゲンの分泌が減少し、これが肌の色素沈着を促進する一因となります。エストロゲンは、メラニンの生成を抑制する役割を果たしていますが、その量が減少すると、メラニンの生成が活発になり、シミができやすくなります。

乾燥シワ

乾燥シワ

40代、50代になると、肌の乾燥が進みやすくなり、その結果としてシワができやすくなります。肌の乾燥は、皮脂分泌量の減少や保湿成分の不足が主な原因です。若い頃は皮脂が十分に分泌され、肌のバリア機能がしっかりと保たれていますが、年齢を重ねるとこのバリア機能が弱まり、外部からの刺激に対して敏感になります。

エストロゲンの減少も、肌の乾燥の一因です。エストロゲンは、肌の水分保持能力や皮脂分泌を調節する役割を果たしていますが、更年期を迎えるとその分泌が急激に減少します。この結果、肌の水分が蒸発しやすくなり、乾燥が進行します。乾燥した肌は弾力を失い、細かいシワが目立つようになります。

さらに、加齢によるターンオーバーの遅れも、乾燥シワの原因となります。肌の新陳代謝が遅れることで、古い角質が肌表面に蓄積し、肌の滑らかさや柔軟性が失われます。これにより、乾燥が進みやすくなり、シワが深くなりやすくなります。

環境要因も乾燥シワを引き起こす要因となります。特に、冬の乾燥した空気やエアコンの使用は、肌の水分を奪い、乾燥を悪化させます。また、紫外線の影響も無視できません。紫外線は肌のコラーゲンやエラスチンを破壊し、弾力を失わせるため、シワができやすくなります。

生活習慣も乾燥シワに影響を与えます。例えば、不規則な生活や睡眠不足、偏った食生活は、肌の健康に悪影響を与え、乾燥を促進します。喫煙も、肌の血行を悪化させ、必要な栄養や酸素が届きにくくなるため、シワができやすくなります。

たるみ

たるみ

40代、50代になると、肌のたるみが目立ちやすくなります。このたるみは、加齢に伴う様々な要因によって引き起こされます。

まず第一に、コラーゲンとエラスチンの減少が挙げられます。コラーゲンとエラスチンは、肌の弾力やハリを保つために必要な成分ですが、年齢とともにその生成量が減少し、既存のものも劣化しやすくなります。その結果、肌の支えが弱まり、たるみが生じやすくなります。

また、皮下脂肪の分布変化もたるみの原因となります。若い頃は顔全体に均等に分布していた脂肪が、加齢により下垂しやすくなります。これにより、頬や顎のラインがたるんで見え、顔全体の輪郭がぼやけることがあります。特に、頬の脂肪が下がることで法令線が深くなり、老けた印象を与えやすくなります。

さらに、筋肉の衰えもたるみに影響を与えます。顔の表情筋は、肌を支える役割を果たしていますが、年齢とともに筋力が低下し、肌が支えられなくなります。この結果、重力に逆らえず、たるみが生じます。

環境要因も無視できません。特に紫外線は、肌の深部にダメージを与え、コラーゲンやエラスチンを破壊します。これにより、肌の弾力が失われ、たるみが進行します。さらに、乾燥した空気や大気汚染も、肌のバリア機能を弱め、たるみの原因となります。

たるみ毛穴にも注意

たるみ毛穴にも注意

肌がたるむと、毛穴も広がりやすくなり、「たるみ毛穴」と呼ばれる状態が生じます。たるみ毛穴とは、毛穴が縦長に伸び、目立ちやすくなる現象です。これは、肌の弾力が低下し、毛穴の周りの皮膚が引き締まらなくなることで起こります。

40代、50代になると、コラーゲンやエラスチンの減少により、肌の弾力が失われます。これにより、毛穴の周りの皮膚が支えられなくなり、重力の影響で下に引っ張られ、毛穴が縦に伸びて見えるようになります。また、皮膚のたるみによって毛穴が開きやすくなるため、毛穴の目立ちがさらに強調されます。

さらに、皮脂の分泌量が減少することも、たるみ毛穴の原因となります。若い頃は皮脂が毛穴を自然に保護し、潤いを保っていましたが、年齢を重ねるとその分泌が減り、毛穴周辺の肌が乾燥しやすくなります。乾燥した肌は弾力を失い、毛穴が目立ちやすくなります。

ごわつき

ごわつき

40代、50代になると、肌のごわつきが気になる方が増えてきます。このごわつきは、肌のターンオーバーが遅れることで起こりやすくなります。
ターンオーバーが遅れると、古い角質が肌表面に長く留まり、肌の表面がざらつきやすくなります。この古い角質が蓄積することで、肌の滑らかさが失われ、触ったときにごわごわとした感触が生じます。また、古い角質が毛穴を塞ぐことで、毛穴の詰まりや黒ずみの原因となり、さらに肌の質感が悪化します。

ごわつきの原因は、ターンオーバーの遅れだけではありません。乾燥も大きな要因です。年齢を重ねると、皮脂の分泌量が減少し、肌のバリア機能が低下します。これにより、外部からの刺激に対して敏感になりやすくなり、乾燥が進行します。乾燥した肌は弾力を失い、古い角質が剥がれ落ちにくくなるため、ごわつきがさらに目立ちやすくなります。

ホルモンバランスの乱れも、肌のごわつきに影響を与えます。特に、更年期に入るとエストロゲンの分泌が減少し、肌の水分保持能力や皮脂分泌が低下します。これにより、肌の乾燥が進行し、ごわつきが生じやすくなります。

美肌のカギはターンオーバーと乾燥肌対策

美肌のカギはターンオーバーと乾燥肌対策

40代、50代の方が美肌を手に入れるためには、ターンオーバーを適切な状態に整えることと、乾燥対策が重要なポイントとなります。

ターンオーバーが正常に機能することで、肌は常に新しい細胞で満たされ、健康で美しい状態を保つことができます。しかし、加齢とともにこのサイクルが遅れるため、ターンオーバーを整えるためのケアが必要です。

また、乾燥肌対策も欠かせません。乾燥は肌のバリア機能を弱め、シワやたるみ、ごわつきなどのトラブルを引き起こします。適切な保湿ケアを行うことで、肌の水分を保ち、潤いを与えることが美肌への近道です。

これらのケアにおいて重要な役割を果たすのが「美肌菌」です。美肌菌とは、肌の健康を支える善玉菌の一種で、肌のバリア機能を強化し、保湿力を高める働きがあります。美肌菌を増やすことにより、ターンオーバーを整え、乾燥を防ぐことが可能です。

美肌菌を増やすためには、まず美肌菌を減らさないことが重要です。洗浄力の強いクレンジングや洗顔の使用は、美肌菌を減少させる原因となります。優しく洗顔し、肌に優しい成分を含むスキンケア製品を選ぶことで、美肌菌を守ることができます。

さらに、加齢によって減少する美肌菌をスキンケアで補うことも大切です。最近では、美肌菌を含むスキンケア製品が多く販売されており、これらを利用することで肌の健康を保つことができます。豆乳発酵成分を含む化粧水やクリームは、美肌菌の増殖を促し、ターンオーバーを整える効果があります。

美肌菌を増やすための内側からのアプローチも効果的です。例えば、乳酸菌やビフィズス菌を含む食品を積極的に摂取することで、腸内環境を整え、全身の健康をサポートすることができます。腸内環境が整うことで、肌の状態も改善され、美肌菌の活動が活発になります。

このように、40代、50代の方が美肌を手に入れるためには、ターンオーバーを適切に整え、乾燥肌対策を徹底することが重要です。そして、美肌菌を増やし、維持するためのスキンケアと生活習慣の改善が、美しい肌を保つための鍵となります。

40~50代におすすめのクレンジング

40~50代におすすめのクレンジング

40代、50代の方が選ぶべきクレンジングは、肌の状態や必要なケアに合わせたものが重要です。この年代の肌は乾燥しやすく、ターンオーバーも遅れがちであるため、優しく効果的にクレンジングできる製品を選ぶことが美肌を保つ鍵となります。このセクションでは、40~50代の方におすすめのクレンジングの選び方についてご紹介します。

W洗顔不要クレンジングで洗いすぎを防ぐ

40代、50代の肌にとって、過度な洗顔は避けたいものです。特に、W洗顔(ダブル洗顔)は肌に負担をかけ、美肌菌を減少させる原因となります。美肌菌は肌のバリア機能を保ち、潤いを維持するために重要な役割を果たします。W洗顔を行うと、必要な皮脂や美肌菌まで洗い流してしまい、肌の乾燥や敏感肌を引き起こしやすくなります。

そのため、W洗顔が不要なクレンジングを選ぶことが推奨されます。W洗顔不要のクレンジングは、一度の洗顔でメイクや汚れをしっかりと落とすことができるため、肌への負担を最小限に抑えます。また、保湿成分が配合されているものが多く、洗い上がりもつっぱらず、しっとりとした感触を保つことができます。

例えば、クレンジングバームやクレンジングオイルは、W洗顔不要の製品として人気があります。これらはメイクや汚れをしっかりと溶かし、肌に優しく洗い流すことができます。また、保湿成分が豊富に含まれているため、洗顔後の乾燥を防ぎ、肌の潤いを保つ効果もあります。

さらに、敏感肌や乾燥肌の方には、アルコールフリーやパラベンフリーのクレンジング製品を選ぶことも重要です。これらの製品は、肌への刺激を最小限に抑え、肌本来のバリア機能をサポートします。優しく肌をケアしながら、メイクや汚れをしっかりと落とすことができるため、40代、50代の方にとって理想的な選択と言えます。

お肌の美肌菌を元気にしてターンオーバーを正常に

お肌の美肌菌を元気にしてターンオーバーを正常に

美肌菌を守ることは、お肌の健康にとって非常に重要です。美肌菌が元気になると、肌の潤い成分であるグリセリンや脂肪酸がきちんと生成されます。これらの潤い成分は、肌のバリア機能を強化し、保湿力を高める役割を果たします。潤い成分が十分にあることで、肌の角質細胞同士がスムーズに剥がれやすくなり、ターンオーバーが正常に行われます。

ターンオーバーが整うと、古い角質が適切に剥がれ落ち、新しい細胞が生成されるサイクルが正常に保たれます。これにより、シミやくすみ、乾燥シワ、ごわつきといった肌トラブルが改善されやすくなります。

▼美肌菌とターンオーバーの関係についてはこちら

お肌のバリア機能を壊さず、乾燥を防ぐ

お肌のバリア機能を壊さず、乾燥を防ぐ

W洗顔をやめることで、必要な皮脂や汗などの成分を洗い流しすぎず、美肌菌を守ることができます。美肌菌は皮脂や汗をエサとして活動し、グリセリンや脂肪酸といった潤い成分を生成します。これにより、肌のバリア機能が強化され、乾燥を防ぐことができます。美肌菌が元気に活動することで、肌は常に潤いを保ち、健康的な状態を維持することができます。

乾燥肌・敏感肌さんはジェルタイプがおすすめ

乾燥肌・敏感肌さんはジェルタイプがおすすめ

乾燥肌や敏感肌の方には、ジェルタイプのクレンジングがおすすめです。ジェルタイプのクレンジングは、肌に優しく、潤いを奪いすぎない特徴があります。ジェルは水分を多く含み、肌に乗せたときに滑らかに広がり、メイクや汚れを包み込んで落とします。これにより、肌を擦らずにクレンジングができるため、摩擦によるダメージを最小限に抑えることができます。

また、ジェルタイプのクレンジングは、洗浄力がマイルドでありながら、しっかりとメイクや汚れを落とすことができます。洗い上がりもつっぱらず、しっとりとした感触を保つことができるため、乾燥しやすい肌や敏感肌にも適しています。アルコールフリーやパラベンフリーの製品を選ぶことで、さらに肌への負担を減らすことができます。

混合肌・普通肌さんはオイルタイプがおすすめ

乾燥肌・敏感肌さんはジェルタイプがおすすめ

混合肌や普通肌の方には、オイルタイプのクレンジングがおすすめです。オイルタイプのクレンジングは、毛穴に詰まった皮脂やメイクの汚れを優しく効果的に取り除くことができます。オイルは油分と馴染みやすいため、肌に残ったメイクや皮脂をしっかりと溶かし出し、クレンジング後にさっぱりとした感触を残します。

オイルタイプのクレンジングは、洗浄力が高く、ウォータープルーフのメイクや長時間崩れないファンデーションも簡単に落とすことができます。また、適度な油分が肌に残るため、乾燥しにくく、しっとりとした洗い上がりを実感できます。混合肌の方は、皮脂分泌が多い部分と乾燥しやすい部分の両方をケアする必要があるため、オイルタイプのクレンジングがバランスの取れたケアを実現します。

さらに、オイルタイプのクレンジングはマッサージ効果も期待でき、肌の血行を促進し、顔色を明るくする効果もあります。肌に優しい成分を選び、しっかりとクレンジングを行うことで、毛穴の詰まりや黒ずみを防ぎ、健康的な肌を保つことができます。

正しいクレンジング方法

正しいクレンジング方法

正しいクレンジング方法は、肌を美しく健康に保つための基本です。特に40代、50代になると、肌の状態に合わせた適切なクレンジングが重要になります。

ここでは、正しいクレンジング方法を紹介し、肌に負担をかけず、効果的にメイクや汚れを落とす方法について説明します。

アイメイク・リップメイクはポイントメイクオフで

まず、アイメイクやリップメイクは専用のポイントメイクオフを使用して丁寧に落としましょう。これらの部分は特にメイクが濃く、ウォータープルーフの製品を使用することが多いため、通常のクレンジングでは落としきれないことがあります。ポイントメイクオフは、これらの頑固なメイクを効果的に落とすために特別に設計されています。

コットンにポイントメイクオフをたっぷりと含ませ、目元や口元に数秒間押さえるようにしてなじませます。これにより、メイクが浮き上がりやすくなります。その後、やさしく拭き取るようにしてメイクを落とします。強く擦ると肌に負担がかかり、シワやたるみの原因になるため、優しく丁寧に行いましょう。

クレンジングをたっぷり取り、優しく馴染ませる

次に、顔全体のクレンジングを行います。クレンジング剤はたっぷりと取り、肌に優しくなじませることが大切です。クレンジング剤が少なすぎると、摩擦が増え、肌に負担がかかります。

手のひらにクレンジング剤を適量取り、両手で温めるように広げます。顔全体に優しく伸ばし、円を描くようにマッサージしながらなじませます。このとき、力を入れずに指先でやさしくクレンジング剤を広げるようにしましょう。特にメイクが濃い部分や毛穴の汚れが気になる部分は、丁寧にクレンジング剤をなじませてください。

ぬるま湯でやさしくすすぐ

クレンジング剤をしっかりなじませたら、ぬるま湯でやさしくすすぎます。熱すぎるお湯は肌の油分を奪い、乾燥の原因になるため避けましょう。逆に、冷たい水はクレンジング剤をしっかりと落とすのに適していません。

ぬるま湯を使い、手で優しく肌を包むようにしてクレンジング剤を洗い流します。決してゴシゴシ擦らず、優しくすすぐことがポイントです。クレンジング剤が残ってしまうと、肌トラブルの原因になるため、しっかりとすすぎ残しがないように注意しましょう。

40~50代の方におすすめ!美肌習慣

40~50代の方におすすめ!美肌習慣

美しい肌を保つためには、クレンジングだけでなく、日常生活の中での美肌習慣も重要です。40代、50代の方が取り入れるべき美肌習慣を以下にご紹介します。これらの習慣を実践することで、内側からも外側からも肌を健やかに保つことができます。

腸活でインナーケアも一緒に

美肌は内側からもケアすることが大切です。腸内環境を整える「腸活」は、肌の健康にも大きく影響します。腸内の善玉菌を増やすことで、栄養の吸収が良くなり、老廃物の排出がスムーズに行われます。これにより、肌のトラブルが減り、健康的な肌を維持することができます。

ヨーグルトや納豆、キムチなどの発酵食品を積極的に摂取し、食物繊維が豊富な野菜や果物もバランスよく取り入れましょう。また、乳酸菌やビフィズス菌などのサプリメントを利用するのも効果的です。腸内環境が整うことで、肌の調子も改善されます。

▼腸活の効果ややり方についてはこちら

適度な運動で全身の代謝をアップ

適度な運動は、全身の血行を促進し、代謝をアップさせるために重要です。運動によって血液の循環が良くなることで、肌に必要な栄養素が行き渡り、老廃物の排出が促進されます。また、汗をかくことで毛穴の汚れが排出され、肌がクリアになります。

ウォーキングやヨガ、ストレッチなどの軽い運動を日常に取り入れることで、無理なく続けることができます。定期的な運動を習慣にすることで、肌の代謝が活性化され、ハリとツヤのある肌を保つことができます。

睡眠をしっかりとってホルモンバランスを整える

質の良い睡眠は、美肌に欠かせません。睡眠中には、成長ホルモンが分泌され、肌の修復や再生が行われます。また、ホルモンバランスが整うことで、肌のターンオーバーも正常に保たれます。

毎日、一定の時間に寝起きする習慣をつけ、7〜8時間の睡眠を確保することを目指しましょう。リラックスできる環境を整え、寝る前にスマートフォンやパソコンの使用を控えることも、質の良い睡眠をとるために大切です。十分な睡眠をとることで、肌の調子が整い、トラブルが減少します。

水分をしっかり摂って乾燥肌対策

乾燥肌対策には、水分補給が欠かせません。体内の水分が不足すると、肌の乾燥が進み、シワやたるみの原因となります。1日に1.5〜2リットルの水を目安に、こまめに水分を摂るよう心掛けましょう。

特に、朝起きた時や運動後、入浴後などは水分を補給するタイミングです。また、アルコールやカフェインは利尿作用があり、体内の水分を奪うため、摂取量には注意が必要です。水やハーブティーなど、体に優しい飲み物を選ぶことで、肌の水分を保ち、乾燥を防ぐことができます。

クレンジングから見直して美肌習慣を

クレンジングから見直して美肌習慣を

40代、50代の肌を美しく保つためには、日々のクレンジングを見直すことが重要です。適切なクレンジング方法や製品選びによって、肌に負担をかけず、美肌菌を守りながら汚れを落とすことができます。W洗顔不要のクレンジングや、ジェルタイプ、オイルタイプのクレンジングを選ぶことで、肌の状態に合ったケアが可能です。

また、クレンジング後の美肌習慣として、腸活、適度な運動、質の良い睡眠、水分補給を取り入れることで、内側からも外側からも肌の健康をサポートします。クレンジングを見直し、日々の美肌習慣を実践することで、40代、50代の肌をいつまでも美しく保ちましょう。

記事の監修

株式会社KINS代表、菌ケア専門家
下川 穣

岡山大学歯学部を卒業後、都内医療法人の理事長(任期4年3ヶ月)を務める。クリニック経営を任されながらも、2,500名以上の慢性疾患に対する根本治療を目指した生活習慣改善指導などを行う。
医療法人時代の日本最先端の研究者チームとのマイクロバイオーム研究や、菌を取り入れることによって体質改善した原体験をきっかけに菌による根本治療の可能性を感じ、2018年12月に株式会社KINSを創立。2023年8月にシンガポールにて尋常性ざ瘡(ニキビ)に特化したクリニックを開院。

INSTAGRAM : @yutaka411985 ,  @yourkins_official
X : @yutaka_shimo

プロフィールを見る