シャンプー&トリートメントを選ぶ時に絶対に抑えて欲しい3つのポイントを全力でまとめてみた!
こんにちは!下川です。
前回執筆しました、頭皮・髪に関する記事、非常に好評でした。
そして、同時に本当に頭皮や髪に悩みを抱えている人が多いことがわかりました…!
ただ、記事を読んだ皆さまの感想をお聞きすると、
「じゃあ具体的には、どんなシャンプーとトリートメントを選べばいいの?」
というお声もたくさんいただきました。
皆さま、シャンプーとトリートメント選びに悩んでいたのですね…!
そこで、今回は頭皮・髪に関する記事の第二弾!
菌の変態が、「菌」目線でシャンプーとトリートメントの選び方を全力でまとめてみた!という回です。
先に結論から申しますと、シャンプーとトリートメントを選ぶ時には、実は“たったの3つのポイント”だけ抑えていれば、基本失敗はしません。
本記事では、シャンプーとトリートメントを選ぶ際に必ずおさえて欲しい3つのポイントから悩み別オススメの成分まで解説予定です!
↓ちなみにですが、頭皮・髪に関する記事第一弾はこちら。まだ読んでいないという方は、こちらもあわせてお読みください↓
今回も気合を入れて、全力でまとめていきます!
ぜひ最後までお付き合いください!!
タンパク質が変性する?!界面活性剤が頭皮に与える影響
本題に入る前に。まずは「髪」についての基礎知識から。
皆さま、髪ってそもそも何からできているかご存知ですか?
答えは、タンパク質と水と油とメラニン。
実は、色素のもととなるメラニンを除けば、ほとんど「皮膚」と変わらない組成をしているのです。
さて、さらに成分の内訳を見ていきましょう。
タンパク質:約80%
水分:約10%
脂質:約5%
メラニン:約5%
見ていただければ分かるとおり、髪は約80%がタンパク質からできています。
特に、キューティクルと呼ばれる外側部分を構成しているのは「タンパク質」がほとんど。そのため、直接髪に触れることとなるシャンプーやトリートメントはこの「タンパク質」を意識した成分選びをすることが大切です。
ただ、髪の状態を整えるために使用しているシャンプーやトリートメントには、実は逆に、このタンパク質を変性させてしまう恐れのある成分も入っているのです。
それが「界面活性剤」。
シャンプーやトリートメントに用いられている主成分の一つで、シャンプーが洗浄力を発揮してくれるのもこの成分のおかげです。
そんな、シャンプーやトリートメントには必要不可欠な成分が界面活性剤なのですが、洗浄力が強すぎると髪の主要構成要素タンパク質を破壊してしまうのです……!
そんなことを急に言われてもにわかに信じがたい部分もありますよね。
そこで、シャンプーを用いてある実験をしてみました!
使用するものは「卵白」と「シャンプー3種」。
実験方法は簡単、卵白にシャンプーを入れてかき混ぜるだけ。
卵白を用いる理由は、髪と同じタンパク質でできているから。先に結論を申しますと、シャンプーと卵白を混ぜて、卵白が白く濁ったらタンパク質が破壊されているという証拠です。
卵白はタンパク質が壊れると白くなるという特徴を持っています。目玉焼きで白身が透明から白くなるのも、熱によってタンパク質が壊れているからです。
ただ、もちろん髪を構成しているタンパク質は「ケラチン」。一方、卵白を構成しているタンパク質は「アルブミン」と厳密には異なります。
そのため、卵白のタンパク質が破壊される=髪のタンパク質が破壊されるではありませんが、同じタンパク質として同様のことが起こる可能性がある、という程度に理解していただければ幸いです。
今回は実験のために以下の3種類のシャンプーを用意しました。
・高級アルコール系シャンプー
・石鹸系シャンプー
・アミノ酸系シャンプー
ざっくり説明すると、高級アルコール系シャンプーとは、市販によく売っている低価格帯のもの。石鹸系シャンプーとは、石鹸をベースに作られたもの。アミノ酸系シャンプーとは、洗浄力が比較的マイルドで高級アルコール系に比べると少し価格が高くなるものです。
配合成分によっては順位が変動することもありますが、洗浄力の強さはイメージ
高級アルコール系>石鹸系>アミノ酸系
というふうに考えていただければ結構です。
それでは、早速実験に移りましょう!!
まずは、卵白に今回実験に用いるシャンプーを注入。
写真は今回使用したアミノ酸系シャンプーを入れているところ。
その後、竹串を使って30秒程、かき混ぜてみると…!
…なんと!!
アミノ酸系を除く、2つのシャンプーで卵白が完全に白く濁りました!
繰り返しになりますが、白く濁るということはタンパク質が壊れているという証拠。
アミノ酸系シャンプーだけ濁らなかった理由としては、他に比べて洗浄力がマイルドであるということと関わりがあります。そして、洗浄力の強さは、ダイレクトに界面活性剤の強さにも直結します。
この実験から、界面活性剤が毛髪に与える影響や怖さについて、理解していただけたのではないでしょうか。
と言うことで、シャンプーとトリートメントの選び方ポイントの1つ目は
シャンプー&トリートメント選びのポイント①:
洗浄力がマイルドな界面活性剤が使用されているものを選ぶ!
です!!
それでは、ここからは具体的にシャンプーのどこを見れば、洗浄力がマイルドな界面活性剤が使われているのかを見極める方法について伝授いたします!
実験結果からも見て分かるとおり、基本的に「アミノ酸系」シャンプーはマイルドな界面活性剤が使用されています。
そして、アミノ酸系シャンプーかどうかは、裏の成分表を見ればだいたい判別可能です。化粧品の成分表はほとんどが含有量が多い順に成分が記載されています。
そこで、成分表の2,3番目まで以下のような成分が含まれていれば、それは「アミノ酸系」シャンプーである可能性が高いです!
ココイルグルタミン酸TEA
ココイルグルタミン酸Na
ラウロイルグルタミン2Na
ラウロイルグルタミンTEA
上記の成分が、アミノ系シャンプーの洗浄力をになっている界面活性剤質です。
成分名を一つひとつを覚えるのは大変なので、成分表示の一列目に「ココイル〜〜」「ラウロイル〜〜」という成分が含まれていれば、比較的マイルドな界面活性剤が使用されているんだな!と思っていただいて結構です。
ちなみにですが、今回使用したアミノ酸系シャンプーには、ココイルグルタミン酸TEAがメインの界面活性剤として使用されていました。
頭皮の潤いをまもる
界面活性剤が影響を与えるのは、タンパク質だけではありません。毛髪を構成している要素の2つ目「脂質」にもその影響が及んでしまいます。
。もし減少することがあれば、パサつきの原因にもなります。
そして、一口に脂質といっても、毛髪内には何種類もの脂肪酸という形で脂質は存在しています。
含有量を多い順に並べると、以下のように含まれています。
・パルミチン酸
・オレイン酸
・ミリスチン酸
・ステアリン酸
…
このように多種多様な油から毛髪内の脂質は構成されています。オレイン酸などなんとなく聞いたことはある…という成分も多いかもしれませんね。
ここで、毛髪の脂質に関する、ある研究を一つ。
今回の研究では、界面活性剤が毛髪中に存在する脂肪酸に与える影響について調査されました。使用された界面活性剤は、「ラウレス硫酸ナトリウム」。
先ほど出てきた3種類のシャンプーの中では、高級アルコール系シャンプーによく使われているもので、比較的洗浄力が高いのが特徴です。
本研究では、この界面活性剤に毛髪を10分間つけた結果、脂質にどのような影響があるのかが調査されました。
結果を見て驚愕。
なんと、メインで含まれている、パルミチン酸やオレイン酸のなんと2割が失われるということが明らかになったのです。
繰り返しになりますが、髪に潤いを与えてくれる成分が脂質です。
つまり、美しい髪には必要不可欠で、出来る限り失いたくない成分…!
それでは、この脂質の流出を防ぐためにはどうすれば良いのでしょうか?
方法は2つ。
まず1つ目は、先ほどと同様になるべく洗浄力が弱い界面活性剤を使用するということ。ただ、どれだけ弱い界面活性剤を用いてもある程度の油は失われてしまいます。
そこで、今から紹介する2つ目のポイントを抑えることが特に重要になります。それは、トリートメントを通して「脂質」を外側から補うということ。
具体的には、トリートメントに含まれている「油脂」から髪に油分を供給することが可能です。
トリートメント、シャンプーにこの油脂が含まれているかの見分けかたは簡単!
裏の成分表を見て、「〇〇種子オイル」や「〇〇脂」という成分が含まれていたら、それは油脂です。これらの成分には、髪と同様の脂肪酸が豊富に含まれているのが特徴。
例えば、マカデミア種子オイルにはオレイン酸が約55%、パルミトレイン酸が約20%含まれていたり。シア脂にはオレイン酸約45%、ステアリン酸約40%も含まれていたりします。
そして、これらの成分を毛髪につけることで脂質を補うことは可能ということも既に証明されています。
そう!つまり、これがシャンプーとトリートメントの選び方ポイントの2つ目
シャンプー&トリートメント選びのポイント②:
油脂で髪に脂質を与える!
です!!
ただ、この油脂が多く含まれたトリートメントを使用する時には一つ注意点が。それは、頭皮にはなるべくつけないように気をつけるということ。
濃度の高いオレイン酸は頭皮の菌バランスを崩し、トラブルを崩す原因にもなってしまいます!
特に頭皮がオイリーだという方は、トリートメントは髪だけにつけるよう心がけてみてください。
頭皮を弱酸性に傾ける
さあさあ、ここまでシャンプーとトリートメント選びで抑えて欲しいポイントを2つ紹介してきました。そして、いよいよ3つ目。最後のポイントです。
もうここまで来ると「はやく3つ目のポイントを教えてくれ!」という皆さまの声が聞こえてくるような気がしますので、今回は先にポイントを説明し、その後、詳しい説明をしていきたいと思います(笑)
それではいきます!、シャンプーとトリートメントの選び方ポイントの3つ目がこちらです!!
シャンプー&トリートメント選びのポイント③:
頭皮と同じ弱酸性(pH5.5以下)のものを選ぶ!
皆さん、「pH」って覚えていますか?
小学校の頃に理科で習ったアレです!改めて解説すると、pHとは水溶液の性質をあらわす単位で、pHが小さいほど酸性に傾き、大きいほどアルカリ性に傾きます。
実は、頭皮や皮膚は弱酸性に保たれています。
そして、もちろん弱酸性に保たれているのにも理由があります。それは以下の2つ。
①悪さをしてしまう菌の活動を防ぐ
②毛髪がマイナスに帯電するのを防ぐ
それぞれ解説していきます。
①悪さをしてしまう菌の活動を防ぐ
弱酸性というのは、腸内でも頭皮でも悪玉菌にとって活動がしにくい環境です。逆にアルカリ性に傾くと、それまで身を潜めていた悪玉菌が急に暴れだす!ということもあり得るのです。
例えば、マラセチア菌。誰の頭皮にも存在する常在菌の一種ですが、増殖するとかゆみやフケといったトラブルを引き起こしてしまう原因となります。
このマラセチアはpH5.5の時と比較し、少しアルカリ性の方に傾いたpH6.5になるとより多くのアレルギー物質を作り出すことがわかっています。つまり頭皮を健康な状態に保つためにも、弱酸性に保つ必要があるのです。
②毛髪がマイナスに帯電しないように
弱酸性は頭皮だけでなく、毛髪にとっても良いことづくしです。
「シャンプーをしたら髪がきしむ…指通りが悪い……」
皆さま、こんな経験はありませんか?
もしかすると、髪がきしむようになったのは毛髪がアルカリ性に傾いていたのが原因かもしれません。
アルカリ性のシャンプーで洗髪をすると、髪が「マイナス」に帯電します。
そして、マイナスに帯電するとキューティクルが開いた状態になったり、髪同士の摩擦が大きくなったりして、きしみやごわつきの原因となるのです。
それではもう一度、髪の毛がきしんだ時のことを思い出してみてください。
あの時って、トリートメントをすると、そのごわつきっていつの間にかなくなりますよね。
実はその理由は、トリートメントに「陽イオン界面活性剤」が使われているから。マイナスに帯電した髪に、プラスのイオンを持った陽イオン界面活性剤を与えることで髪にまとまりができるのです。
一見すると、「あれ、それなら弱酸性にこだわる必要はないのでは?」と思う方もいるかもしれません。
ただこの場合、一つ問題が…。それは、陽イオン界面活性剤が界面活性剤の中でも特に強力ということ。
強力な界面活性剤が髪にどのような影響を与えるか覚えていますか?
そう、髪の主成分タンパク質を変性させるおそれが出てきます。
加えて、陽イオン界面活性剤には、殺菌作用も備わっています。
頭皮には潤いを与えてくれるアクネ菌や美肌菌も暮らしています。つまり、陽イオン界面活性剤はそういった有益な菌も殺してしまう可能性があるのです。
そこで、菌ケア的には陽イオン界面活性剤に頼らず、弱酸性のシャンプーを使用することで、はじめからアルカリ性に傾かないようにすることが大切なのです。
ただ、この弱酸性か否かは成分表をみただけでは中々わからないのが難しいところ。
もし、今ご自身が使っているシャンプーのpHが気になった場合は、pH試験紙を用いてチェックしてみてください。弱酸性が望ましいのは、シャンプー、トリートメントだけではなく、化粧水など化粧品もです。
もし購入した際は、お肌につけているものを片っ端から調べてみるのも良いかもしれませんね!
と言うことで、シャンプー&トリートメント選びの時に必ず抑えて欲しい3つのポイントが出揃ったので、改めて紹介すると
①洗浄力がマイルドな界面活性剤が使用されているものを選ぶ!
②油脂で髪に脂質を与える!
③頭皮と同じ弱酸性(pH5.5以下)のものを選ぶ!
でした!!それぞれ見極める方法もあわせてお伝えしてきましたので、ぜひ今度のシャンプー&トリートメント選びの際には実践してみてください!!
悩み別!この成分が含まれているシャンプーを買うべし!
さて、ここまではすべての人にとって共通するシャンプー&トリートメント選びのポイントについて語ってきました。
ここからは、悩み別のオススメ成分についてまとめていきます!
・かゆみ(フケ)
・乾燥
・白髪
今回は以上の3つのお悩み解消に期待できる成分をそれぞれ紹介していきます!
かゆみ(フケ)にお悩みの方にオススメの成分
かゆみやフケで悩んでいる方は頭皮で炎症が起きています。痒みのある部分を鏡や写真をとったりして見てみてください。
おそらく「赤み」がかっているのではないでしょうか?
これが炎症が起きているというサインです。
そんな時にオススメの成分が「アラントイン」!
軟膏やリップクリームなんかにも含まれている成分ですね。
アラントインは抗炎症作用を持っているため、頭皮で起こった炎症を沈めてくれる効果が期待できます。
乾燥に悩んでいる方にオススメの成分
頭皮の乾燥は、過剰な皮脂の分泌も招くため、放っておくとさらなる頭皮トラブルのもとにも。
そこで、乾燥に悩んでいる方に必要なのは、とにかく「保湿」をすること。
具体的には、「グリセリン」や「発酵成分(〇〇発酵液など)」「セラミド」など。
どれも化粧水や美容液などでよく見かける成分ですね。
グリセリンは、もともと頭皮の潤い担当をしている「皮脂」と似た成分ですので、自然と頭皮を潤してくれます。
白髪に悩んでいる人にオススメの成分
白髪には、「活性酸素」が絡んできます。
この活性酸素も本来であれば、私たちの身体に備わった防御機能の一つなのですが、増えすぎると髪の色素を作っていくれているメラノサイトという細胞まで傷つけてしまいます。
すると、色素がうまく作れなくなり、白髪が生えてしまうのです。
そこで、白髪を防ぐためには「抗酸化作用」に優れた成分が入ったシャンプー&トリートメントを選択することが大切。
具体的には、コメヌカ発酵液などの発酵成分には抗酸化作用が備わっているのでオススメ。菌由来の成分は、アミノ酸をはじめとした様々な成分の複合体で、抗酸化作用の他にも保湿作用など様々な効果が期待できます!
その他にも、ビタミンC誘導体も抗酸化作用に優れている成分の一つです。
ただ、ビタミンC誘導体は成分欄に記載される際には、3-O-エチルアスコルビン酸などの名前で表記されているのでご注意ください。
番外編:お風呂を上がってからも注意
ここまで読んでいただければ、自分に必要なシャンプー、トリートメントもはっきりしてきたのではないでしょうか?
最後は番外編ということで、シャンプー&トリートメントの話から変わって、お風呂上がりのお話です。
健やかな頭皮。艶やかな髪を維持するためには、お風呂上がりにも気をつけることはとっても大切。
そこで、お風呂上がりに気をつけるべき重要なポイントを2つ。最後にご紹介して、本記事を終えたいと思います。
その、ポイント2つがこちら!
①お風呂上がり後、すぐにドライヤーをする
②ドライヤーは高温になりすぎないように
①お風呂上がり後、すぐにドライヤーをする
ドライヤーって本当に面倒くさいですよね。
特に髪の長い方であれば、乾かすのにそれなりに時間もかかりますし、ついつい後回しにしちゃいたくなるのもわかります。
ただ、菌ケア的に見れば出来るだけはやくドライヤーに取りかかることが大切!!
髪の毛を濡れたまま放置したり、汗でムレた状態が長時間続いたりすると、湿気が大好きなコリネバクテリウムという菌が増えやすくなってしまいます。
この菌は中々の曲者で、増えすぎると様々な頭皮トラブルのもとにも…。
さらに、濡れた髪の毛はキューティクルが開いた状態になっているため、摩擦によって髪の毛が傷んでしまう原因にもなります。
そこで、まずはお風呂上がり後、なるべく早めのドライヤーを心がけてみてください!
②ドライヤーは高温になりすぎないように
そして、2点目はドライヤーの温度について。今までドライヤーの温度まで意識していたという人は中々いないかと思います。
ただ、本noteで一番初めにした話に戻りますが、髪はほとんどがタンパク質からできています。そのため、高温になりすぎるとこれまたタンパク質の変性が起きてしまいます。
それこで、濡れている場合は60度。乾いている時は120度。髪の温度がこれ以上にならないように気をつけてください。
と言っても、ドライヤーをしている時に、自分の髪がいま何度かなんて分からないと思うので、そもそものドライヤー選びが重要になります!
髪の温度を上げすぎないドライヤーは
・風力の強いドライヤー
・スカルプモードのあるドライヤー
です。
風力が強ければ、その分、髪に風のあたる表面積が大きくなり、乾かす時間がはやくなります。スカルプモードのあるドライヤーとは、頭皮を乾かす時用に温度設定を低くした風が出てくるドライヤーです。
そして、それを踏まえてオススメのドライヤーが以下の2つ!
Panasonicさんのドライヤーには、スカルプモードに設定することで、60度以上に温度が上がらないようになっています。
また、nobbyさんのドライヤーには、温風と冷風を自動で交互に送風することで熱ダメージを軽減してくれますよ!
すぐに購入したい方はPanasonicさんのものを、しっかりとこだわりたい方はnobbyさんのものを選ぶと良いかもしれません。
いかがだったでしょうか?
まとめますと、シャンプーの選び方で重要なポイントは3つありました。
それは
・洗浄力のマイルドな界面活性剤を使用する
・油脂で毛髪に潤いを与える
・頭皮と同じ弱酸性を選ぶ
でした。
この3ポイントさえおさえれば、ほぼ間違いなく頭皮・毛髪にとって優しいシャンプー&トリートメントを選ぶことができます!
次回、シャンプー&トリートメントを購入する際には、ぜひこの記事のことを思い出してみてください!
それではまた、次回の記事でお会いしましょう!!
参考文献:
Sang-Hun Song, Sci Rep., 2019 Jul 8,Prevention of lipid loss from hair by surface and internal modification
G. A. Turner, Wiley Online Library, 19 April 2012
Maria Fernanda Reis Gavazzoni Dias, Int J Trichology. 2014 Jul-Sep
Sneh Punia, Foods, 2021 Jan
*頭皮のトラブルが起きた場合はご自身で判断なさらず、まずは皮膚科医への受診をオススメします。
記事の監修
岡山大学歯学部を卒業後、都内医療法人の理事長(任期4年3ヶ月)を務める。クリニック経営を任されながらも、2,500名以上の慢性疾患に対する根本治療を目指した生活習慣改善指導などを行う。
医療法人時代の日本最先端の研究者チームとのマイクロバイオーム研究や、菌を取り入れることによって体質改善した原体験をきっかけに菌による根本治療の可能性を感じ、2018年12月に株式会社KINSを創立。2023年8月にシンガポールにて尋常性ざ瘡(ニキビ)に特化したクリニックを開院。
INSTAGRAM : @yutaka411985 , @yourkins_official
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