掲載日 | 2024.05.22
更新日 | 2024.05.24

生理前のおりものはいつもと違う?量やにおい、色などの特徴

掲載日 | 2024.05.22
更新日 | 2024.05.24
女性の体は月経周期に伴い、さまざまな変化を見せます。その中でも「おりもの」は特に注意を払うべきサインの一つです。

生理前のおりものの特徴を理解し、そのにおいや量に変化がある場合に適切なケアをすることは、健康管理の一環として非常に重要です。

この記事では、生理前のおりものの特徴や、においのケア方法、そしていつもと違うおりものが見られた場合に考えられる病気のリスクについて詳しく解説します。
自分の体の変化をしっかりと把握し、適切な対処を行うことで、より快適な毎日を過ごしましょう。

おりものって何?

おりものって何?

おりものは、女性の体内で自然に分泌される液体で、主に子宮頸管や膣から分泌されます。
おりものの色、量、粘度は月経周期や体調により変化し、これにより体の状態を知る手がかりとなります。

健康なおりものは、無色透明または白色で、特ににおいはなく、軽い酸味を感じることがあります。

おりものの役割

おりものにはいくつかの重要な役割があります。以下にその主な役割を紹介します。

  • 潤滑作用
    おりものは膣内を潤滑に保ち、性交時に必要な滑りを提供します。また、膣内の乾燥を防ぎ、快適さを保つ役割も果たします。

  • 感染防止
    おりものには酸性の性質があり、これにより膣内のpHバランスを保ち、有害な細菌やカビの繁殖を防ぎます。このため、おりものは膣内を健康に保つための防御機構として機能します。

  • 受精サポート
    排卵期に分泌されるおりものは、精子が子宮へ移動しやすくするために粘性が高くなります。これにより、受精の可能性が高まります。

  • 排出機能
    おりものは膣内の古い細胞や老廃物を排出する役割も持っており、これにより膣内の環境を清潔に保ちます。

おりものは女性の健康状態を反映する重要な指標であり、普段からその状態に注意を払うことが大切です。

おりものの色

おりものの色は、月経周期や健康状態により変化することがあります。それぞれの色が何を意味するのかを理解することで、自分の体の健康状態をよりよく把握することができます。

  • 無色透明または白色
    健康な状態のおりものは、無色透明か白色であることが一般的です。無色透明なおりものは、排卵期に多く見られ、粘度が高く、伸びる性質があります。白色のおりものは、月経の前後や非排卵期に見られることが多いです。
  • 黄色
    黄色のおりものは、健康な状態であっても見られることがありますが、特に量が多かったり、においが強かったりする場合は感染症のサインである可能性があります。例えば、細菌性膣炎や性病が原因であることがあります。

  • 緑色
    緑色のおりものは、通常健康な状態では見られません。これは感染症の可能性を示しており、特にトリコモナス膣炎のような性病が原因であることが考えられます。緑色のおりものが見られた場合は、早めに医師の診察を受けることが重要です。

  • 茶色
    茶色のおりものは、月経の直後に見られることがあり、これは子宮内に残った経血が排出されるためです。しかし、月経周期の他の時期に見られる場合は、不正出血やホルモンバランスの乱れが原因である可能性があります。

  • ピンク
    ピンク色のおりものは、軽い出血が混ざっていることを示しています。これは排卵出血や着床出血の可能性があり、通常は心配する必要はありません。しかし、頻繁に見られる場合は医師に相談することをお勧めします。

おりもののにおい

おりもののにおい

おりもののにおいは、健康状態や生活習慣によって変わることがあります。通常、健康なおりものはほとんどにおいがなく、軽い酸味を感じる程度です。これは膣内の自然なpHバランスを保つために必要なものです。しかし、においの変化が感じられる場合は、何かしらの異常が起こっている可能性があります。

まず、普段と違う強いにおいがする場合、感染症が考えられます。
例えば、魚のようなにおいがする場合は、細菌性膣炎の可能性があります。この感染症は、膣内の善玉菌が減少し、悪玉菌が増殖することで発生します。
また、カビのようなにおいがする場合は、カンジダ膣炎の疑いがあります。これは、カンジダという真菌が過剰に繁殖することによって引き起こされます。

次に、酸っぱいにおいが強くなる場合、これは正常な範囲内のことが多いです。酸っぱいにおいは、膣内の乳酸菌が健康を保つために作り出す乳酸によるものです。しかし、においが非常に強く、他の症状(かゆみ、炎症、異常なおりものの色や量)を伴う場合は、医師に相談することをお勧めします。

生活習慣や食事も、おりもののにおいに影響を与えることがあります。例えば、ニンニクやスパイスの多い食べ物を摂取すると、体全体のにおいが変わることがあります。ストレスやホルモンバランスの乱れも、おりもののにおいに影響を与える要因です。

おりものの量

おりものの量

おりものの量は月経周期や個々の体調によって大きく変わるものです。一般的に、排卵期におりものの量が増える傾向があります。この時期は、粘性が高く伸びる性質があり、精子が子宮に到達しやすくするための自然な現象です。排卵期を過ぎると、おりものの量は減少し、月経前には再び増加することがあります。

月経周期の他にも、ストレス、ホルモンバランスの変動、食生活、運動習慣などが影響を与えることがあります。例えば、ストレスが増えると、ホルモンバランスが乱れ、おりものの量が増減することがあります。また、急激なダイエットや過度の運動もホルモンバランスに影響を与え、おりものの量に変化をもたらすことがあります。

健康な状態では、おりものの量が大きく変わることはなく、日常生活に支障をきたすこともありません。しかし、異常に多いおりものや、突然の増加が見られる場合は注意が必要です。これには、感染症やホルモン異常が原因であることがあります。特に、黄色や緑色のおりものが多量に分泌される場合は、細菌性膣炎や性病の可能性が考えられます。

また、おりものの量が極端に少ない場合も問題です。これは、膣内の乾燥を引き起こし、不快感やかゆみの原因となることがあります。膣内の潤滑作用が低下すると、性交時に痛みを感じることもあります。こうした場合は、ホルモンバランスのチェックや適切なケアが必要です。

おりものの状態は変化する

おりものの状態は変化する

おりものの状態は、ホルモンバランス、体調、ストレスなどさまざまな要因によって変化します。女性の体は月経周期を通じて絶えず変化しており、それに伴っておりものの色、量、粘度、においも変わることがあります。

まず、ホルモンバランスの変化が大きな影響を与えます。月経周期の中で、エストロゲンやプロゲステロンといったホルモンのレベルが変動し、それに応じておりものの状態も変わります。例えば、排卵期にはエストロゲンの分泌が増えるため、おりものの量が増え、粘性が高くなります。この時期のおりものは透明で伸びる性質があり、精子が子宮に到達しやすくなるように設計されています。

また、体調の変化もおりものに影響を与えます。風邪や感染症などの体調不良があると、おりものの量や色が変わることがあります。免疫力が低下していると、細菌や真菌が増殖しやすくなり、それがおりものの異常として現れることがあります

ストレスもおりものの状態に影響を与える重要な要因です。ストレスが多いと、体内のホルモンバランスが乱れ、それが直接おりものの状態に反映されます。例えば、ストレスが原因でエストロゲンの分泌が減少すると、おりものの量が減ったり、質が変わったりすることがあります。逆に、ストレスホルモンが増えることで、おりものの分泌が増えることもあります。

生活習慣の変化もおりものに影響を与えます。例えば、急激なダイエットや過度の運動、睡眠不足などはホルモンバランスを乱し、おりものの状態を変えることがあります。また、食生活も重要で、栄養バランスの乱れが膣内環境に影響を与えることがあります。

このように、おりものの状態は多くの要因によって変化します。

生理前のおりものの特徴

生理前のおりものの特徴

生理前のおりものは、女性の体内で起こるホルモン変化に伴い、他の時期とは異なる特徴を持つことがよくあります。
この時期のおりものの状態を理解することで、健康管理に役立てることができます。

色と質

生理前のおりものは、通常白色またはクリーム色をしています。質感はやや厚く、粘り気があることが多いです。これは、プロゲステロンというホルモンが増加し、膣内の分泌物が厚くなるためです。

生理が近づくにつれて、おりものの量が増えることもありますが、これは体が月経の準備をしているためです。

におい

健康な状態の生理前のおりものは、特に強いにおいがしないのが一般的です。軽い酸味を感じることがありますが、これは膣内の自然な環境を保つために必要なものです。

もし、においが強く感じられたり、不快なにおいがする場合は、感染症の可能性があるため注意が必要です。

量の変化

生理前になると、おりものの量が増えることがよくあります。これは、子宮内膜が剥がれ落ちる準備をしているためです。

量が増えることは正常な反応ですが、異常に多い場合や急に増えた場合は、体調やホルモンバランスの乱れが原因である可能性があります。

妊娠初期のおりものの特徴

妊娠初期のおりものの特徴

妊娠初期には体内のホルモンバランスが大きく変化し、それに伴っておりものの状態も変わります。
妊娠初期のおりものの特徴を知ることで、妊娠の兆候を早期に察知する手助けになります。

色と質

妊娠初期のおりものは通常、白色または乳白色をしています。質感はやや粘り気があり、クリーミーなことが多いです。これは、エストロゲンの分泌が増えることによって、子宮頸部からの分泌物が増えるためです。
また、透明で水っぽいおりものが増えることもあり、これは膣内の環境を整えるためです。

におい

健康な状態の妊娠初期のおりものは、特に強いにおいがしないのが一般的です。軽い酸味を感じることがあるかもしれませんが、これは膣内の健康を保つための自然な状態です。

不快なにおいがする場合は、感染症の可能性があるため、注意が必要です。

量の変化

妊娠初期には、おりものの量が増えることがよくあります。これは、妊娠に伴うホルモンの変化により、膣内の血流が増加し、分泌物の生成が活発になるためです。

おりものの量が増えることは正常な現象ですが、異常に多いと感じる場合や急に増えた場合は、体調やホルモンバランスの変動が影響している可能性があります。

生理前のおりものケア

生理前のおりものケア

生理前のおりもののにおいは、多くの女性が気になるポイントです。適切なケアを行うことで、快適に過ごすことができます。

ここでは、生理前のおりものケア方法について詳しく紹介します。

デリケートゾーンを清潔に

デリケートゾーンを清潔に保つことは、おりもののにおいを軽減するための基本的な方法です。

生理前は分泌物が増えるため、清潔を保つことがとても大切です。専用のデリケートゾーン用の洗浄剤を使用するか、無香料・低刺激の石鹸を使い、ぬるま湯で優しく洗浄しましょう。ゴシゴシ擦るのではなく、手のひらや指先で優しく洗うことを心掛けてください。

また、通気性の良い綿素材の下着を選ぶことで、デリケートゾーンの蒸れを防ぎ、においの発生を抑えることができます。ナイロンやポリエステル素材の下着は避け、できるだけ通気性の良いものを選びましょう。

Iライン&Oラインの脱毛も有効

デリケートゾーンの脱毛は、においを発生させにくくするための有効な方法の一つです。特にIライン(陰部の中央部分)やOライン(肛門周り)を脱毛することで、においの元となる汗や分泌物が毛に付着するのを防ぐことができます。

脱毛によって蒸れが軽減されるため、日常生活やスポーツ時に快適さが増します。また、見た目の面でも清潔感があり、自己満足度も向上することが多いです。

おりものの調子を整える乳酸菌

おりものの調子を整える乳酸菌

おりものの状態を健康に保つためには、膣内の乳酸菌バランスを整えることが重要です。乳酸菌は、膣内の健康を維持し、においや量の異常を防ぐ役割を果たしています。ここでは、乳酸菌の働きとその重要性について詳しく説明します。

乳酸菌と膣内環境

膣内には、ラクトバチルス(Lactobacillus)という種類の乳酸菌が多く存在しており、これが膣内環境を健康に保つための重要な役割を担っています。特にデーデルライン桿菌(Döderlein bacilli)は、膣内のpHバランスを酸性に保ち、有害な菌の繁殖を抑える働きがあります。

乳酸菌が産生する乳酸によって、膣内はpH4前後の酸性環境が保たれます。この酸性環境が、細菌や真菌の増殖を抑制し、感染症のリスクを低減します。乳酸菌が豊富に存在することで、おりもののにおいや量が正常範囲内に保たれやすくなります。

カンジダ菌と乳酸菌のバランス

カンジダ菌(Candida)は、通常は膣内に少量存在する常在菌ですが、乳酸菌のバランスが崩れると過剰に繁殖しやすくなります。これがカンジダ膣炎の原因となり、おりもののにおいやかゆみ、異常な分泌物などの症状を引き起こします。

乳酸菌がしっかりと働いていると、カンジダ菌の過剰繁殖を抑え、膣内環境を健康に保つことができます。逆に、抗生物質の使用やストレス、ホルモンバランスの乱れなどで乳酸菌が減少すると、カンジダ菌が増殖しやすくなります。

乳酸菌を増やす方法

膣内の乳酸菌バランスを整えるためには、以下の方法が効果的です。

プロバイオティクスの摂取
ヨーグルトや発酵食品には、ラクトバチルスなどのプロバイオティクスが含まれています。これらを積極的に摂取することで、腸内および膣内の乳酸菌バランスを整えることができます。

バランスの取れた食事
食物繊維を豊富に含む野菜や果物を摂取することで、腸内環境が改善され、間接的に膣内の乳酸菌バランスも整います。加工食品や糖分の過剰摂取は避けるよう心掛けましょう。

適切な衛生管理
膣内を過度に洗浄することは避け、自然なバランスを保つためにデリケートゾーン専用の洗浄剤を使用することが推奨されます。また、通気性の良い下着を選ぶことで、蒸れを防ぎ、乳酸菌の働きをサポートします。

乳酸菌のバランスを整えることで、膣内の健康が維持され、おりもののにおいや量の異常を防ぐことができます。

病気が潜んでいることも

病気が潜んでいることも

おりものに異常が見られる場合、何らかの病気が潜んでいる可能性があります。早期に症状を察知し、適切な対応を行うことが重要です。
ここでは、おりものに異常が見られる際に考えられる病気について説明します。

かゆい&白い塊が出る時は「カンジダ膣炎」かも

おりものに白い塊が混ざっていたり、陰部に強いかゆみを感じる場合、カンジダ膣炎の可能性があります。カンジダ膣炎は、カンジダ菌というもともと膣内にいる真菌が過剰に増殖することで発生する感染症です。

カンジダ膣炎の症状としては、おりものに白いカッテージチーズのような塊が混ざることが多いです。また、強いかゆみや灼熱感、赤みを伴うことがあります。性交時に痛みを感じることもあり、日常生活に支障をきたすことがあります。

カンジダ膣炎は、抗生物質の使用、ホルモンバランスの乱れ、ストレス、免疫力の低下などが原因で発生することがあります。

カンジダ膣炎を予防するためには、ヨーグルトなどの乳酸菌を含む発酵食品をこまめに食べて、腸内および膣内の乳酸菌バランスを整えることが大切です。
また、デリケートゾーンを過度に洗浄せず、自然なバランスを保つようにしましょう。通気性の良い下着を選び、蒸れを防ぐことも重要です。

においが気になる時は「細菌性膣炎」かも

おりもののにおいが強く感じられる場合、細菌性膣炎の可能性があります。細菌性膣炎は、膣内のバランスが崩れ、有害な細菌が増殖することで発生する感染症です。

細菌性膣炎の主な症状は、おりもののにおいが強くなることです。特に、魚の腐ったようなにおいがする場合は、細菌性膣炎の可能性が高いです。おりものの色は灰色や薄黄色で、泡立っていることもあります。また、かゆみや灼熱感を伴うこともありますが、症状がない場合もあります。

細菌性膣炎の原因は、膣内のデーデルライン桿菌などの乳酸菌が減少し、悪玉菌が増殖することです。これには、過度な洗浄、抗生物質の使用、不適切な衛生習慣などが影響します。

膣内を過度に洗浄せず、通気性の良い綿素材の下着を選び、膣内の蒸れを防ぐことが重要です。

おりものが多い&不正出血がある時は「淋菌感染症」かも

おりものが突然多くなり、不正出血が見られる場合、淋菌感染症の可能性があります。淋菌感染症は、性行為を通じて感染する性感染症の一つで、淋菌という細菌が原因です。この感染症は、女性の生殖器に感染し、おりものの異常や不正出血を引き起こします。

淋菌感染症に感染すると、おりものの量が増加し、黄緑色や緑色になることがあります。また、不正出血が見られることがあり、特に性行為後に出血がある場合は注意が必要です。その他、下腹部の痛みや排尿時の痛みなどの症状も現れることがあります。

淋菌感染症は、性感染症であるため、安全な性行為を行うことが予防の基本です。コンドームの使用や、パートナーとの関係においてお互いの健康状態を確認することが重要です。また、定期的な健康診断や性感染症の検査を受けることで、早期発見と予防が可能です。

おりものが多い&痛い時は「クラミジア感染症」かも

おりものが多くなり、陰部に痛みを感じる場合、クラミジア感染症の可能性があります。クラミジア感染症は、性行為を通じて感染する性感染症の一つで、クラミジア・トラコマティスという細菌が原因です。この感染症は、女性の生殖器に感染し、さまざまな症状を引き起こします。

クラミジア感染症に感染すると、おりものの量が増加し、色は白色や黄色っぽくなることがあります。また、排尿時に痛みを感じることがあり、性交時の痛みや下腹部の痛みも特徴的です。症状が軽いため見過ごされやすいですが、放置すると重篤な合併症を引き起こすことがあります。

クラミジア感染症は、性感染症であるため、安全な性行為を行うことが予防の基本です。コンドームの使用や、パートナーとの関係においてお互いの健康状態を確認することが重要です。

黄色い&かゆい&においが気になる時は「膣トリコモナス症」かも

おりものが黄色くなり、においが気になり、さらに陰部がかゆい場合、膣トリコモナス症の可能性があります。膣トリコモナス症は、トリコモナス・バギナリスという原虫が原因で発生する性感染症の一つです。この感染症は、女性の膣や尿道に感染し、おりものの異常やかゆみ、においを引き起こします。

膣トリコモナス症に感染すると、おりものが黄色や黄緑色になり、泡立つことがあります。また、強いにおいがすることがあり、特に不快なにおいが特徴です。さらに、陰部に強いかゆみや灼熱感を伴うことが多く、性交時に痛みを感じることもあります。

膣トリコモナス症は、性感染症であるため、安全な性行為を行うことが予防の基本です。

ピンクor茶色いおりものが長引く時は「子宮がん」かも

おりものがピンクや茶色になることがあり、これが長期間続く場合、子宮がんの可能性があります。特に子宮頸がんや子宮体がんの初期症状として、おりものに異常が見られることがあります。

子宮がんの初期段階では、自覚症状が少ないことが多いですが、進行するにつれてピンクや茶色のおりものが見られることがあります。この色の変化は、不正出血が混じるためです。生理以外の時期に見られる出血や、おりものの色の変化が長期間続く場合は注意が必要です。

子宮がんの原因は多岐にわたりますが、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が主な要因とされています。HPVワクチンの接種や、定期的な子宮頸がん検診を受けることで予防が可能です。また、喫煙や不適切な性行為もリスクを高めるため、健康的な生活習慣を心掛けることが重要です。

おりものと上手く付き合おう

おりものと上手く付き合おう

おりものは、女性の体調や健康状態を反映する重要なサインです。日頃からおりものの状態に注意を払い、その変化を見逃さないことが大切です。正常なおりものはほとんどにおいがなく、無色透明か白色で、量や質が月経周期に応じて変わります。

おりもののにおいが気になる時は、乳酸菌を含む食品やサプリメントを摂取して膣内のバランスを整えることが有効です。乳酸菌は、膣内の健康を保ち、有害な細菌や真菌の増殖を抑える役割を果たします。また、デリケートゾーンを適切に洗浄し、清潔を保つことも重要です。

しかし、おりものに異常を感じた場合は、自己判断で対処せず、速やかに病院を受診するようにしましょう。異常なおりものは、細菌性膣炎やクラミジア感染症、子宮がんなどの病気の兆候である可能性があります。早期に適切な診断と治療を受けることで、健康を維持し、重篤な状態を防ぐことができます。

おりものは女性の健康のバロメーターです。自分の体と上手に付き合い、健やかな毎日を過ごしましょう。

記事の監修

株式会社KINS代表、菌ケア専門家
下川 穣

岡山大学歯学部を卒業後、都内医療法人の理事長(任期4年3ヶ月)を務める。クリニック経営を任されながらも、2,500名以上の慢性疾患に対する根本治療を目指した生活習慣改善指導などを行う。
医療法人時代の日本最先端の研究者チームとのマイクロバイオーム研究や、菌を取り入れることによって体質改善した原体験をきっかけに菌による根本治療の可能性を感じ、2018年12月に株式会社KINSを創立。2023年8月にシンガポールにて尋常性ざ瘡(ニキビ)に特化したクリニックを開院。

INSTAGRAM : @yutaka411985 ,  @yourkins_official
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